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アルファード残クレで破産寸前?知らないと痛い目見る落とし穴

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アルファードに乗りたい。でも、高額な車両価格がネック。そんなあなたに、残価設定型クレジット(残クレ)という選択肢があります。月々の支払いを抑えられる魅力的な方法ですが、実は落とし穴がいっぱい。知らずに契約すると、後々大変なことになるかもしれません。

この記事では、アルファードの残クレについて詳しく解説します。メリットだけでなく、隠れたリスクや注意点もしっかりお伝えします。残クレで失敗しないために、ぜひ最後までお読みください。

目次

アルファードの残クレ、実は危険?

残クレは一見お得に見えますが、実はリスクがたくさん。アルファードのような高級車を手に入れる夢を叶えてくれそうですが、その裏には落とし穴が潜んでいます。

残クレって何?簡単に解説

残クレとは、車の将来価値(残価)を設定し、その分を除いた金額を分割払いする仕組みです。例えば、700万円のアルファードを購入する場合、3年後の残価を300万円と設定すれば、400万円を3年間で分割払いすることになります。

月々の支払いは以下のように計算されます:

項目金額
車両価格7,000,000円
残価(3年後)3,000,000円
分割払い総額4,000,000円
月々の支払い(36回)約111,111円

この計算例では、頭金や金利は考慮していませんが、月々11万円程度で高級ミニバンに乗れるのは魅力的に感じますね。

アルファードと残クレの相性

アルファードは残価率が高く設定されやすい車種です。3年後の残価率は約67%、5年後でも50〜60%程度と高めです。これは、アルファードの人気と高い中古車価格が影響しています。

高い残価率は月々の支払いを抑える効果がありますが、同時に契約終了時の負担も大きくなります。アルファードの場合、3年後の残価が400万円を超えることも珍しくありません。この金額を一括で支払えるか、よく考える必要があります。

残クレの落とし穴、こんなにある

残クレには、表面上のメリットの裏に隠れた問題点がたくさんあります。ここでは、その主な落とし穴を詳しく見ていきましょう。

月々の支払いは楽でも…

確かに、残クレを利用すれば月々の支払いは抑えられます。しかし、それは見かけ上のことに過ぎません。実際には、支払総額は通常のローンよりも高くなることが多いのです。

例えば、700万円のアルファードを5年ローンで購入する場合と、5年の残クレで購入する場合を比較してみましょう。

購入方法月々の支払い5年間の総支払額残価
通常ローン約129,000円7,740,000円なし
残クレ約83,000円4,980,000円3,500,000円

一見すると残クレのほうが総支払額が少ないように見えますが、残価3,500,000円を加えると、実際の総額は8,480,000円になります。結果的に、残クレのほうが74万円も高くなってしまいます。

契約終了時の選択肢が限られる

残クレの契約が終了すると、次の3つの選択肢から1つを選ぶ必要があります。

  1. 残価を一括で支払い、車を買い取る
  2. 車を返却する
  3. 新しい車に乗り換える

一括払いは大きな負担になりますし、返却すれば手元に車が残りません。新車への乗り換えは、また新たなローンを組むことになります。どの選択肢も、経済的な負担や制約が伴います。

走行距離制限にご用心

残クレには、走行距離の制限があることをご存知でしょうか。多くの場合、年間1万〜1万5千キロ程度に制限されています。これを超過すると、1キロあたり10〜20円程度の追加費用が発生します。

例えば、年間制限が1万キロのところ、実際に2万キロ走行した場合:

超過距離追加費用(1キロ15円の場合)
10,000キロ150,000円

思わぬ出費になりかねません。長距離通勤や、休日にドライブを楽しみたい方は特に注意が必要です。

アルファード残クレ、実際どれくらいきつい?

残クレの仕組みは分かったけど、実際の負担はどれくらいなのでしょうか。ここでは、具体的な支払い例を見ながら、その厳しさを実感してみましょう。

リアルな支払い例を紹介

アルファードの新車価格を700万円とし、5年の残クレで購入した場合の支払い例を見てみます。

項目金額
車両価格7,000,000円
頭金500,000円
残価(5年後)3,500,000円
分割払い総額3,000,000円
月々の支払い(60回)約50,000円

月々5万円程度で高級ミニバンに乗れるのは魅力的ですが、5年後に3,500,000円の支払いが待っています。これは多くの人にとって、かなりの負担になるでしょう。

予想外の出費にビックリ

残クレには、契約時には気づきにくい追加費用がたくさんあります。例えば:

  1. 走行距離超過料金
  2. 車両の傷や汚れに対する修理費用
  3. 契約終了時の諸費用

特に、返却時の車両状態チェックは厳しいことで知られています。小さな傷や汚れでも、修理費用を請求されることがあります。

例えば、以下のような追加費用が発生する可能性があります:

項目追加費用の例
走行距離超過(年5,000キロ)75,000円
ドア1枚の傷修理50,000円
シート汚れのクリーニング30,000円
契約終了時の諸費用100,000円

これらが重なると、予想外の出費が30万円を超えることも珍しくありません。月々の支払いが安いからと安心していると、最後にどっさり請求が来て驚くことになりかねません。

残クレを選ぶべき人、避けるべき人

残クレは誰にでも向いているわけではありません。ここでは、残クレが適している人と、避けたほうが良い人の特徴を見ていきましょう。

こんな人には向いてる

残クレが向いているのは、以下のような特徴を持つ人です:

  1. 数年ごとに新車に乗り換えたい
  2. 車の維持費を抑えたい
  3. 短期間の使用を予定している
  4. 将来の収入増加が見込める

例えば、転勤が多い仕事で、3年ごとに車を替える必要がある場合、残クレは有効な選択肢になるでしょう。また、独身で今は収入が少ないけれど、将来的に昇給が見込める若手社会人なども、残クレを活用しやすいかもしれません。

こんな人は要注意

一方で、以下のような人は残クレを避けたほうが良いでしょう:

  1. 長期間同じ車に乗りたい
  2. 走行距離が多い
  3. 車のカスタマイズを楽しみたい
  4. 将来の収入が不安定

特に、アルファードのような高級車の場合、残クレの負担は大きくなります。家族が多く、休日にはよくドライブに出かけるような人は、走行距離制限に悩まされる可能性が高いです。また、愛車家で細かいカスタマイズを楽しみたい人も、所有権の問題から残クレは向いていません。

アルファードに乗りたいけど残クレは怖い…他の選択肢は?

残クレにはリスクがあると分かったけれど、それでもアルファードに乗りたい。そんなあなたに、他の選択肢を紹介します。

通常ローンとの比較

通常のローンは、車両価格全額を分割で支払う方式です。残クレと比べると、以下のような特徴があります:

項目通常ローン残クレ
月々の支払い高め低め
総支払額低め高め
所有権購入者にあるディーラーにある
走行距離制限なしあり
契約終了時の選択肢自由限定的

通常ローンは月々の支払いは高くなりますが、車の所有権が購入者にあるため、自由に使用できます。長期間乗り続けたい場合や、マイペースで車を楽しみたい人には、通常ローンのほうが向いているでしょう。

カーリースという選択

最近注目を集めているのが、カーリースです。これは、一定期間車を借りる形式で、以下のような特徴があります:

  1. 初期費用が少ない
  2. 月々の支払いに税金や保険料が含まれる
  3. メンテナンス付きプランもある
  4. 契約終了時の買取義務がない

例えば、アルファードの5年リースの場合、以下のような費用設定になることがあります:

項目金額
頭金0円
月額費用約80,000円
契約満了時の費用0円(返却の場合)

リースは、車を「所有」するのではなく「利用」する形態です。所有にこだわらず、常に新しい車に乗りたい人や、維持費の変動を嫌う人には適しているかもしれません。

まとめ:アルファード残クレ、本当に大丈夫?

アルファードの残クレは、一見魅力的に見えますが、実は多くのリスクを伴います。月々の支払いは確かに抑えられますが、総支払額は高くなりがち。また、走行距離制限や返却時の厳しい査定など、思わぬ落とし穴もあります。

残クレを選ぶ際は、自分のライフスタイルや経済状況をよく考え、長期的な視点で判断することが大切です。通常ローンやカーリースなど、他の選択肢も含めて比較検討してみてください。

高級車に乗る夢を叶えるのは素敵なことです。しかし、その夢が悪夢にならないよう、賢い選択をしましょう。

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