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カーセンサーの保証は必要?メリット・デメリットや他社保証の比較を解説

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中古車を購入する際、気になるのが「故障したらどうしよう」という不安です。特に年式が古い車や走行距離が多い車を選ぶ場合、この不安はさらに大きくなります。そんな時に頼りになるのが「カーセンサーアフター保証」です。この保証に入るべきか迷っている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、カーセンサーアフター保証の内容や料金体系、メリット・デメリットを詳しく解説します。さらに、車種別に保証が必要かどうかも具体的に説明していきます。これを読めば、あなたの車選びに合った保証選びができるようになります。

目次

カーセンサーアフター保証とは

カーセンサーアフター保証は、中古車情報サイト「カーセンサー」が提供する独自の保証サービスです。中古車保証で実績のあるプレミアワランティサービス株式会社が運営しており、保証範囲の広さが特徴です。

この保証は、カーセンサーの中古車情報の中でも、対象車に限って付けることができます。保証期間内なら修理費用が0円になるため、中古車購入後の故障リスクを大幅に軽減できます。

保証の基本情報と特徴

カーセンサーアフター保証の最大の特徴は、保証範囲の広さです。エンジンやミッションといった基本的な部分はもちろん、ハイブリッドシステムやエアコン、ドアミラースイッチなどの電装装備品まで、計350項目にも及ぶ部位を保証しています。これは業界最多水準の保証範囲と言われています。

保証期間は「半年」「1年間」「2年間」「3年間」から選べます。ただし、輸入車の場合は最長2年までとなります。保証期間内であれば走行距離は無制限で、何度修理しても上限なく利用できます。ただし、半年プランは累積金額の上限が30万円(税込)まで、輸入車は累積金額の上限が80万円(税込)までという制限があります。

また、365日24時間対応のロードサービスも付いているため、万が一の時も安心です。キー閉じ込みやガス欠などのトラブルにも対応してくれます。

対象となる部品と保証範囲

カーセンサーアフター保証が対象とする部品は非常に幅広く、以下のような部位が含まれます。

  • エンジン機構
  • ミッション機構
  • ハイブリッドシステム
  • 電装装備品(パワーウインドウなど)
  • エアコン
  • 自動ブレーキなどの先進機構

特に故障が多い電装装備品も保証期間中はフル対応してくれるのが嬉しいポイントです。ただし、消耗品(タイヤ、バッテリー、ブレーキパッドなど)は保証対象外となります。

修理は全国の認証・指定工場で可能ですので、お住まいの近くの整備工場で修理ができます。ただし、修理には事前申請が必要です。

カーセンサーアフター保証に加入できる条件

カーセンサーアフター保証に加入するためには、いくつかの条件があります。すべての中古車が対象になるわけではないので、購入前に確認しておきましょう。

国産車と輸入車の違い

国産車と輸入車では、加入条件に違いがあります。

国産車の場合:

  • 初度登録から13年未満
  • 走行距離13万km以下

輸入車の場合:

  • 初度登録から13年未満
  • 走行距離7万km以下

このように、輸入車は国産車に比べて走行距離の条件が厳しくなっています。また、保証期間も国産車は最長3年まで選べますが、輸入車は最長2年までとなります。

年式と走行距離の制限

カーセンサーアフター保証に加入するためには、車の年式と走行距離に制限があります。先ほど説明した通り、国産車は初度登録から13年未満、走行距離13万km以下、輸入車は初度登録から13年未満、走行距離7万km以下という条件があります。

例えば、2012年式の国産車で走行距離が12万kmであれば加入できますが、同じ車でも走行距離が14万kmを超えていると加入できません。また、2010年式(2023年時点で13年以上経過)の車は、走行距離が少なくても加入できません。

修復歴車でも加入できる?

カーセンサーアフター保証の嬉しいポイントとして、修復歴のある車両でも加入できることが挙げられます。多くの保証サービスでは修復歴車は対象外となりますが、カーセンサーアフター保証では対象となります。

ただし、加入に当たっては「カーセンサー認定(車両品質評価書)」が必要です。また、一部の輸入車などは加入できない場合もありますので、詳しくは販売店に確認してください。

カーセンサーアフター保証の料金体系

カーセンサーアフター保証の料金は、「排気量」「経過年数」「走行距離」によって決まります。これらの要素を考慮して料金が算出されるため、同じ保証期間でも車種や状態によって料金は異なります。

保証期間による料金の違い

保証期間が長くなるほど、料金も高くなります。例えば、同じ車種でも半年、1年、2年、3年と保証期間を延ばすごとに料金は上がっていきます。

以下に、保証期間による料金の違いの一例を示します。

保証期間軽自動車国産車2,000cc以下国産車2,001cc以上輸入車2,000cc以下輸入車2,001cc以上
半年1万円~1万2,000円~2万2,000円~3万円~4万3,000円~
1年1万5,000円~1万8,000円~3万円~4万2,000円~5万6,000円~
2年2万5,000円~3万円~4万6,000円~5万4,000円~7万3,000円~
3年3万円~3万7,000円~5万円~

※価格は税抜き価格です。
※輸入車の保証期間は最長2年までとなります。

車種・年式別の料金例

具体的な車種と年式での料金例を見てみましょう。以下は、いくつかの車種での料金例です。

【経過年数5年未満、走行距離5万km以下の場合】

車種半年1年2年3年
ダイハツ ムーヴ(軽自動車)1万5,180円3万360円4万1,800円5万600円
トヨタ プリウス(2,000cc以下)1万8,900円3万4,650円4万7,250円5万7,750円
トヨタ クラウン(2,001cc以上)2万6,250円4万2,000円5万6,700円6万9,300円
BMW 3シリーズ(輸入車2,000cc以下)3万7,800円5万6,700円7万3,500円
メルセデス・ベンツ Eクラス(輸入車2,001cc以上)5万1,450円7万3,500円9万4,500円

※価格は税込価格です。
※輸入車の保証期間は最長2年までとなります。
※ハイブリッド車、ロータリーエンジン車、1・4ナンバーの貨物車は別途一律1万500円(税込)が加算されます。

このように、車種や排気量、年式によって料金は大きく異なります。購入予定の車種での具体的な料金は、販売店に確認するのが確実です。

カーセンサーアフター保証のメリット

カーセンサーアフター保証には、多くのメリットがあります。ここでは、主なメリットを詳しく解説します。

幅広い保証範囲

カーセンサーアフター保証の最大のメリットは、保証範囲の広さです。エンジンやミッションといった基本的な部分から、ハイブリッドシステムやエアコン、電装装備品まで、計350項目もの部位を保証しています。

特に、故障が多い電装装備品(パワーウインドウなど)も保証対象となっているのは大きなメリットです。これらの部品は修理費用が高額になりがちなので、保証があると安心です。

また、自動ブレーキなどの先進機構も保証対象となっているため、最新技術を搭載した車を購入する場合にも安心です。

古い車でも加入可能

カーセンサーアフター保証は、初度登録から13年未満の車であれば加入できます。多くの保証サービスでは、年式の古い車は加入できないことが多いですが、カーセンサーアフター保証では比較的古い車でも加入できるのがメリットです。

例えば、2012年式の車(2025年時点で13年未満)であれば、走行距離が条件を満たしていれば加入できます。これにより、お手頃価格の古い車を購入する場合でも、故障のリスクを軽減できます。

修理回数に制限なし

カーセンサーアフター保証では、保証期間内であれば修理回数に制限がありません。何度修理しても上限なく利用できるため、複数の部品が故障した場合でも安心です。

ただし、半年プランは累積金額の上限が30万円(税込)まで、輸入車は累積金額の上限が80万円(税込)までという制限があります。それでも、多くの保証サービスと比較すると、制限は緩やかと言えるでしょう。

また、1回の修理における修理限度金額の設定もありますが、通常の修理であれば十分カバーできる金額となっています。

カーセンサーアフター保証のデメリット

カーセンサーアフター保証には多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。購入前にこれらのデメリットもしっかり理解しておきましょう。

販売店によって付けられない場合も

カーセンサーアフター保証は、カーセンサーアフター保証取扱店の車両でなければ加入できません。つまり、すべての中古車販売店で取り扱っているわけではありません。

また、加入に当たっては「カーセンサー認定(車両品質評価書)」および「法定点検記録簿」が必要となります。これらの書類がない場合は、加入できないことがあります。

購入を検討している車両がカーセンサーアフター保証に加入できるかどうかは、事前に販売店に確認しておくことをおすすめします。

保証料金が高額になるケース

カーセンサーアフター保証の料金は、車種や年式、走行距離によって異なります。特に、排気量の大きい車や輸入車、年式の古い車、走行距離の多い車は保証料金が高額になる傾向があります。

例えば、輸入車の場合、2年間の保証で9万円以上かかることもあります。また、ハイブリッド車やロータリーエンジン車、貨物車は別途一律1万500円(税込)が加算されます。

保証料金が車両価格に対して高すぎると感じる場合は、保証期間を短くするか、別の保証サービスを検討することも一つの選択肢です。

対象外となる車種

カーセンサーアフター保証では、一部の車種は加入できません。具体的には以下のような車種が対象外となります。

  • 電気自動車
  • レンタカー/タクシー/配送業などに使用される車両
  • 2/8/9ナンバーの特殊な車両
  • 改造車
  • 一部の輸入車(ベントレー、アストンマーチンなど高級車や特殊な車種)

これらの車種を購入予定の場合は、別の保証サービスを検討する必要があります。

また、販売店従業員のご親族(2等身以内)が購入する車両も対象外となります。

こんな人にカーセンサーアフター保証がおすすめ

カーセンサーアフター保証は、すべての人に必要というわけではありません。ここでは、特にカーセンサーアフター保証がおすすめの人について説明します。

輸入車を購入する人

輸入車は国産車に比べて部品代や修理費用が高額になりがちです。また、故障のリスクも国産車より高い傾向があります。そのため、輸入車を購入する場合は、カーセンサーアフター保証に加入することをおすすめします。

特に、メルセデス・ベンツやBMW、アウディなどの高級輸入車は、電装品やカメラなどの故障が発生した場合、1つの部品で20万円以上の修理費用がかかることもあります。カーセンサーアフター保証があれば、そのような高額修理も保証範囲内であれば無料で対応してもらえます。

ただし、輸入車の場合は保証期間が最長2年までとなり、累積金額の上限も80万円(税込)までという制限があります。それでも、輸入車の修理費用を考えると、十分に価値のある保証と言えるでしょう。

走行距離が多い中古車を選ぶ人

走行距離が多い中古車は、それだけ部品の劣化や故障のリスクが高くなります。カーセンサーアフター保証は、国産車なら走行距離13万km以下、輸入車なら7万km以下の車両であれば加入できます。

例えば、走行距離が10万kmを超えるような車両を購入する場合、エンジンやミッション、電装品などの故障リスクが高まります。カーセンサーアフター保証に加入しておけば、そのような故障が発生した場合でも安心です。

特に、走行距離が多い車両を購入する場合は、少なくとも次の車検までカバーできるように保証期間を選ぶことをおすすめします。

年式が古い車を購入する人

年式が古い車は、新しい車に比べて故障のリスクが高くなります。カーセンサーアフター保証は、初度登録から13年未満の車であれば加入できるため、比較的古い車でも保証を受けることができます。

例えば、10年落ちのベンツなどの輸入車は、距離に関係なく故障のリスクが高いため、保証に加入することをおすすめします。実際に、9年落ちのロードスターを購入し、3年の保証に加入したお客様は、購入後半年でノックセンサーのエラーが発生し、その後2年後にはヘッドライトバーナーとリアトランクオープナーの交換が必要になりましたが、すべてカーセンサーアフター保証でカバーされたという事例もあります。

年式が古い車は、新しい車に比べて故障のリスクが高くなります。カーセンサーアフター保証は、初度登録から13年未満の車であれば加入できるため、比較的古い車でも保証を受けることができます。

例えば、10年落ちのベンツなどの輸入車は、距離に関係なく故障のリスクが高いため、保証に加入することをおすすめします。実際に、9年落ちのロードスターを購入し、3年の保証に加入したお客様は、購入後半年でノックセンサーのエラーが発生し、その後2年後にはヘッドライトバーナーとリアトランクオープナーの交換が必要になりましたが、すべてカーセンサーアフター保証でカバーされたという事例もあります。

年式が古い車を購入する場合は、少なくとも2年間の保証に加入することをおすすめします。これにより、購入後の故障リスクを大幅に軽減できます。

ハイブリッド車を選ぶ人

ハイブリッド車は、エンジンだけでなくモーターやバッテリーなど、複雑なシステムを持っています。そのため、故障した場合の修理費用が高額になりがちです。

特に、プリウスやアクアなどのハイブリッド車は、バッテリーやインバーターなどの故障が発生した場合、修理費用が数十万円になることもあります。カーセンサーアフター保証では、ハイブリッドシステムも保証対象となっているため、ハイブリッド車を購入する場合は加入を検討する価値があります。

ただし、ハイブリッド車の場合は保証料金に別途一律1万500円(税込)が加算されます。それでも、ハイブリッドシステムの修理費用を考えると、十分に価値のある保証と言えるでしょう。

カーセンサーアフター保証と他社保証の比較

中古車を購入する際には、カーセンサーアフター保証以外にも様々な保証サービスがあります。ここでは、カーセンサーアフター保証と他社の保証サービスを比較してみましょう。

ディーラー保証との違い

ディーラー保証は、メーカー系ディーラーが提供する保証サービスです。一般的に、ディーラー保証はメーカー純正部品のみを使用し、ディーラーの整備工場でしか修理を受けられないという制限があります。

一方、カーセンサーアフター保証は、全国の認証・指定工場で修理を受けることができます。また、保証範囲もディーラー保証より広い場合が多く、特に電装品などの故障が多い部品も保証対象となっています。

ただし、ディーラー保証は新車購入時に無料で付いてくる場合が多いのに対し、カーセンサーアフター保証は有料です。また、ディーラー保証は新車登録から5年以内の車両が対象となることが多いのに対し、カーセンサーアフター保証は初度登録から13年未満の車両が対象となります。

グー保証との比較

グー保証は、中古車情報サイト「グーネット」が提供する保証サービスです。グー保証とカーセンサーアフター保証は、保証範囲や料金体系が似ていますが、いくつかの違いがあります。

まず、保証対象となる車両の条件が異なります。グー保証は初度登録から10年未満、走行距離10万km以下の車両が対象となるのに対し、カーセンサーアフター保証は初度登録から13年未満、国産車は走行距離13万km以下、輸入車は7万km以下の車両が対象となります。

また、保証期間もグー保証は最長1年間までとなるのに対し、カーセンサーアフター保証は国産車なら最長3年間、輸入車なら最長2年間まで選べます。

料金面では、車種や年式、走行距離によって異なるため一概には言えませんが、同条件で比較した場合、カーセンサーアフター保証の方がやや高めの傾向があります。ただし、保証範囲が広いため、その分安心感があると言えるでしょう。

カーセンサーアフター保証の利用時の注意点

カーセンサーアフター保証を利用する際には、いくつかの注意点があります。これらを理解しておくことで、トラブルを避け、スムーズに保証を利用することができます。

保証対象外となるケース

カーセンサーアフター保証では、以下のようなケースは保証対象外となります。

まず、消耗品(タイヤ、バッテリー、ブレーキパッド、ワイパーゴムなど)は保証対象外です。これらは通常の使用で劣化するものとして、保証の対象外となっています。

また、定期点検や日常的なメンテナンスを怠ったことによる故障も保証対象外となります。例えば、オイル交換を長期間行わなかったことによるエンジン故障などは、保証が適用されません。

さらに、改造や不適切な使用による故障、事故や災害による損傷も保証対象外です。例えば、社外パーツを取り付けたことによる故障や、水没による電装品の故障などは保証が適用されません。

保証を利用する際には、事前に保証会社に連絡し、修理の承認を得る必要があります。承認なしに修理を行った場合、保証が適用されないことがあります。

トラブル事例から学ぶこと

カーセンサーアフター保証を利用する際のトラブル事例から、いくつかの教訓を学ぶことができます。

まず、保証内容をしっかり理解しておくことが重要です。「保証範囲が広い」と言われても、具体的にどの部品が対象となるのかを確認しておきましょう。例えば、あるユーザーはオイル漏れの修理を依頼したところ、保証対象外と言われてしまったという事例があります。カーセンサーアフター保証では、オイル漏れやにじみは保証範囲内とされていますが、販売店の独自保証では対象外となることもあります。

また、保証を利用する際には、必ず事前に保証会社に連絡し、修理の承認を得ることが重要です。承認なしに修理を行った場合、後から保証を申請しても認められないことがあります。

さらに、保証期間内であっても、定期点検や日常的なメンテナンスを怠らないことが大切です。メンテナンス不足による故障は保証対象外となることがあります。

これらのトラブル事例から学び、保証を上手に利用することで、中古車購入後の故障リスクを軽減することができます。

まとめ:あなたの車選びに合った保証を選ぼう

カーセンサーアフター保証は、中古車購入時の大きな安心材料となります。保証範囲が広く、古い車や走行距離が多い車でも加入できるのが大きな魅力です。

特に、輸入車やハイブリッド車、年式が古い車、走行距離が多い車を購入する場合は、カーセンサーアフター保証に加入することをおすすめします。これらの車種は故障リスクが高く、修理費用も高額になりがちだからです。

ただし、すべての車種や状況でカーセンサーアフター保証が最適というわけではありません。車種や年式、走行距離によっては保証料金が高額になる場合もあります。また、販売店によっては加入できない場合もあります。

中古車を購入する際は、車両の状態や自分の使用状況、予算などを考慮し、最適な保証を選びましょう。カーセンサーアフター保証が合わない場合は、ディーラー保証やグー保証など、他の保証サービスも検討してみてください。

最終的には、あなたが安心してカーライフを楽しめる保証を選ぶことが大切です。

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