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レクサスCTは貧乏しか買わない?高級車なのに恥ずかしいと言われる理由を徹底解説

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レクサスCTは、レクサスブランドの中でも比較的手頃な価格で手に入るモデルとして知られています。しかし、「レクサスCTは貧乏人の車」「恥ずかしい」といった声も聞かれることがあります。本当にそうなのでしょうか?

実際のところ、レクサスCTはコンパクトながらも高級感があり、燃費性能も優れた魅力的な車です。しかし、レクサスの中では最も安価なモデルであることから、「本当はもっと上位グレードが欲しかったけど、予算の都合でCTにした」というイメージが付きまとうこともあります。

この記事では、レクサスCTが「貧乏人の車」と言われる理由や、実際のオーナーの評価、そして賢く購入・維持する方法までを詳しく解説します。レクサスCTの購入を検討している方、すでにオーナーの方、あるいは単純に興味がある方にとって、価値ある情報をお届けします。

目次

レクサスCTが「貧乏人の車」と言われる3つの理由

レクサスCTが「貧乏人の車」と呼ばれることがある背景には、いくつかの理由があります。これらの理由を理解することで、このモデルに対する世間の見方がより明確になるでしょう。

レクサスブランドの中のエントリーモデル

レクサスCTは、レクサスブランドの中で最も入門的な位置づけのモデルです。2011年に日本市場で販売が開始されたCT200hは、当時350万円台からという価格設定で、それまでのレクサス車と比べると明らかにバリューを感じる価格帯でした。

レクサスといえば、通常は500万円以上、上位モデルになると1000万円を超えるような高級車ブランドです。そのため、最も安価なモデルであるCTは「レクサスの中では最も格下」というイメージがついてしまいます。

また、CTはトヨタプリウスと同じハイブリッドシステムを搭載しており、「高級なプリウス」という見方をされることもあります。レクサスの独自性よりも、トヨタ車との共通点が多いことも、ブランドイメージを下げる一因となっています。

中古車市場での手頃な価格設定

レクサスCTは中古車市場において非常に手頃な価格で手に入ります。特に初期モデルの10年落ち2012年式では、平均残価率13~21%(全グレード平均18%)、平均買取価格49~99万円(同、81万円)となっています。

つまり、100万円以下でレクサスに乗れるということです。これは「レクサス」というブランドのステータスを考えると驚くほど安価です。この手頃な価格設定が、「本当は高級車が欲しいけど予算が限られている人が買う車」というイメージを強化しています。

ただし、この価格の安さは、実はCTの品質が悪いということではなく、むしろ中古車市場での流通量が多いことや、新しいモデルへの買い替えが進んでいることを示しています。実際、4年落ち2018年式では平均残価率47~56%(全グレード平均52%)、平均買取価格244~261万円(同、251万円)と、比較的高い残価率を維持しています。

「レクサスに乗りたいけど上位モデルは買えない人」のイメージ

レクサスCTを選ぶ人の中には、「レクサスに乗りたいけど、ISやGS、LSなどの上位モデルは予算的に手が届かない」という理由で選ぶケースがあります。このような購入動機が、「見栄のためにレクサスバッジを付けたい貧乏人」というネガティブなイメージにつながることがあります。

しかし、実際のCTオーナーの多くは、単にレクサスバッジが欲しいだけでなく、コンパクトサイズながら高級感のある内装や走行性能、燃費の良さなど、CTの持つ本質的な価値を評価して購入しています。

また、レクサスCTはコンパクトカーでありながら、レクサスならではの静粛性や乗り心地、品質の高さを備えています。これらの特徴は、単に「安いレクサス」というだけでなく、都市部での使用や環境意識の高いユーザーにとって魅力的な要素となっています。

実際のレクサスCTオーナーはどんな人?

レクサスCTに対する世間のイメージとは別に、実際にCTを所有している人々はどのような層なのでしょうか。オーナーの特徴や購入理由を見ていくことで、CTの真の価値が見えてきます。

都市部での使いやすさを重視する人

レクサスCTは全長約4.3メートルのコンパクトなハッチバックボディを持ち、都市部での取り回しのよさが特徴です。狭い道や駐車場が多い日本の都市環境において、このサイズ感は非常に実用的です。

実際、多くのCTオーナーは「コンパクトでありながら適度な高級感があり、走りも楽しめる」と評価しています。特に都市部に住む30代から40代の専門職やビジネスパーソンにとって、通勤や買い物、週末のレジャーなど、さまざまなシーンで使いやすい車として支持されています。

ある東京都在住のオーナーは「都心の狭い道でも取り回しやすく、駐車場探しにも困らない。それでいてレクサスの高級感があるのが気に入っている」と話しています。

燃費性能と環境への配慮を大切にする人

レクサスCTは1.8Lアトキンソンサイクルエンジン(99馬力)とモーター(82馬力)を組み合わせたハイブリッドシステムを搭載しており、優れた燃費性能を誇ります。このエコロジーな側面は、環境意識の高い消費者にとって大きな魅力です。

実際、多くのオーナーが「燃費の良さ」をCTの最大の魅力として挙げています。あるオーナーは「レクサスシリーズの中でもトップの燃費の良さを実現しており、とにかく財布に優しい。レクサスCTに乗り換えることで今までの半分のガソリン代で済んでいる」と評価しています。

また、静寂性の高さも評価されており、「音の静かなプリウスに防音材をプラスしたくらいレクサスCTは静寂性が抜群。この車を乗った後に他の車を乗るとエンジンがうるさいと感じてしまうほど違いがある」という声も聞かれます。

コストパフォーマンスを求める賢い選択をする人

レクサスCTのオーナーには、単に「安いレクサス」を求めているのではなく、コストパフォーマンスの高さを評価して選んでいる賢い消費者が多いことが特徴です。

特に中古車市場では、数年落ちのCTが200万円前後で手に入ることもあり、同じ価格帯の一般的な国産車と比べても、高級感や品質、ブランド価値を考えれば非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。

また、レクサスの高い品質と信頼性により、中古車でも安心して長く乗ることができるという点も、コストパフォーマンスを重視する人々にとって魅力的です。あるオーナーは「走行性能とランニングコストのバランスが非常に良い。耐久性が抜群で故障が殆ど無く、20万キロ近いがハイブリッドバッテリーも良好そのもの」と評価しています。

レクサスCTの実力と評判

レクサスCTは「貧乏人の車」というイメージとは裏腹に、実際には高い評価を得ているモデルです。ここでは、オーナーの口コミや専門家の評価から、CTの実力を検証します。

年代別オーナーの口コミ評価

レクサスCTのオーナーからの評価は、年代によって若干の違いが見られます。

20代から30代の若いオーナーは、デザイン性や都市部での使いやすさ、燃費の良さを高く評価する傾向があります。特に初めての高級車としてCTを選ぶケースが多く、「手が届く価格でレクサスの品質を体験できる」という点に満足しています。

40代から50代のオーナーは、静粛性や乗り心地、品質の高さといった、レクサスならではの特徴を評価する声が多いです。「他の同価格帯の車と比べて明らかに上質」「長距離ドライブでも疲れにくい」といった評価が見られます。

60代以上のオーナーからは、維持費の安さや信頼性の高さを評価する声が多く聞かれます。「故障が少なく、メンテナンスも比較的安価」「燃費が良いので経済的」といった実用面での評価が目立ちます。

外装・内装デザインの評価

レクサスCTの外装デザインは、コンパクトながらも存在感があり、特に後期モデルではスピンドルグリルを採用したことで、レクサスらしい高級感が強調されています。

あるオーナーは「グリルを後期パーツに変えるだけで現行車に見劣りしない素晴らしさ。末永く付き合っていきたい」と評価しています。また、「お尻からの見た目が最高」という声もあり、特にリアビューの評価が高いことがわかります。

内装に関しては、「質感」の評価が全世代で4.3点(5点満点中)と高得点を獲得しています。また、「メーターの見易さ」「メーターのデザイン」「スイッチの使い易さ、タッチ感」「乗り降り/運転席」「ハンドルやペダルの位置」なども4.0点以上の高評価を得ています。

レクサス独自のコントロールシステム「リモートタッチ」も特徴的で、ナビやオーディオ、エアコンなどの操作機能をまとめて直感的に操作できる点が評価されています。

走行性能と乗り心地の評価

レクサスCTの走行性能については、「キビキビ走る感じがした」という評価が多く、特にスポーツモードでの走りの楽しさを評価する声が目立ちます。

あるオーナーは「アクセル踏む、ハンドル切るに爽快感ありです。県外にいる娘にたまに会いに行くのですが、高速を使わずに峠越えで片道200km走りたくなります」と評価しています。

一方で、「パワー不足を感じることがある」という声もあり、特に高速道路での追い越しなど、瞬発力が必要な場面では物足りなさを感じるケースもあるようです。

乗り心地については評価が分かれており、「長時間運転しても疲れにくいシート」「静粛性の高さ」を評価する声がある一方で、「足回りが硬い」「路面の凹凸をダイレクトに感じる」といった指摘もあります。特に「バージョンC」や「Fスポーツ」などのスポーティグレードでは、スポーツ寄りのセッティングのため、乗り心地よりも走行性能を重視した設計になっています。

「真の貧乏人」がレクサスCTに乗れない現実

「レクサスCTは貧乏人の車」と言われることがありますが、実際には「真の貧乏人」はレクサスCTに乗ることすら難しい現実があります。ここでは、レクサスCTの購入・維持にかかる実際のコストを見ていきましょう。

初期費用の壁

レクサスCTの新車価格は、発売当時(2011年)で350万円台からでした。これは確かに他のレクサスモデルと比べれば安価ですが、一般的な国産コンパクトカーと比べるとかなり高額です。

中古車市場では、年式や走行距離によって価格に大きな幅がありますが、状態の良い車両を選ぶと、以下のような相場となっています:

年式平均買取価格平均残価率
2018年式(4年落ち)251万円52%
2016年式(6年落ち)172万円37%
2012年式(10年落ち)81万円18%

10年落ちの車両でも平均80万円以上するというのは、決して「貧乏人」が気軽に手を出せる価格ではありません。特に状態の良い車両や人気グレードになると、100万円を超えることも珍しくありません。

また、購入時には車両価格以外にも、税金や保険、登録費用などの諸経費がかかります。これらを含めると、中古車でも100万円以上の初期投資が必要となるケースが多いです。

維持費がかかるから

レクサスCTの維持費は、一般的な国産コンパクトカーと比べるとやや高めです。実際のオーナーの記録によると、年間の維持費は約20万円程度かかっています。

ある2年間の維持費記録では、累計費用が433,848円で、年間約21.7万円、1日あたり583円の計算になっています。内訳としては、整備費用(車検と12ヶ月点検)が半分以上を占め、次いで保険費用や洗車費用が多くなっています。

月別に見ると、点検がある月は費用が突出し、それ以外の月は保険と給油で大体1万円程度となっています。ただし、これは年間走行距離が3,500km程度のサンデードライバーの例であり、日常的に使用する場合はガソリン代などがさらにかかります。

また、レクサスディーラーでの整備は一般的なトヨタディーラーよりも高額になる傾向があります。特に定期点検や消耗品の交換などは、純正部品を使用するため、コストが高くなります。

修理費用のリスク

レクサスCTは基本的に信頼性が高く、「耐久性が抜群で故障が殆ど無く、20万キロ近いがハイブリッドバッテリーも良好そのもの」という評価もあります。しかし、万が一故障した場合の修理費用は、一般的な国産車よりも高額になる可能性があります。

特にハイブリッドシステムの主要部品であるバッテリーは、経年劣化により交換が必要になることがあります。ハイブリッドバッテリーの交換費用は30万円以上かかることもあり、予期せぬ出費となる可能性があります。

また、レクサス特有の装備や部品は、交換時のコストが高くなる傾向があります。例えば、LEDヘッドライトやリモートタッチコントローラーなどの特殊部品は、修理や交換時に高額な費用がかかることがあります。

これらの維持費や修理費用を考えると、「真の貧乏人」がレクサスCTを長期間維持することは難しいと言えるでしょう。レクサスCTのオーナーは、ある程度の経済的余裕がある人が多いというのが事実のようです。

レクサスCTを賢く手に入れる方法

レクサスCTを手に入れるのは難しいと思われるかもしれませんが、賢い方法を使えば夢は叶えられます。ここでは、レクサスCTを賢く手に入れるための方法をいくつか紹介します。

中古車市場を活用するコツ

レクサスCTの中古車市場は、比較的活発です。特に2011年から2014年頃のモデルは、価格が手頃になってきています。中古車を選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。

走行距離:10万km以下のものを選ぶと、まだまだ長く乗れる可能性が高いです。

年式:2014年以降のモデルは、マイナーチェンジで装備が充実しています。

グレード:Fスポーツなどの上位グレードは、装備が充実していますが、価格も高くなります。自分のニーズに合わせて選びましょう。

修復歴:事故車は避け、修復歴のない車両を選ぶことをおすすめします。

ローンを賢く利用する方法

レクサスCTを購入する際、ローンを利用するのも一つの方法です。ただし、返済計画はしっかり立てる必要があります。

頭金:できるだけ多くの頭金を用意することで、月々の支払いを抑えられます。

返済期間:長すぎる返済期間は避け、5年程度を目安にするのがおすすめです。

金利:ディーラーのローンだけでなく、銀行やクレジットカード会社のローンも比較検討しましょう。

維持費を抑えるテクニック

レクサスCTの維持費を抑えるには、以下のようなテクニックがあります。

定期点検:小さな問題を早期に発見し、大きな故障を防ぐことができます。

部品の使い回し:ワイパーやバッテリーなどの消耗品は、トヨタ車と共通のものもあります。これらを活用することで、コストを抑えられます。

保険の見直し:必要以上の補償は避け、適切な保険プランを選びましょう。

燃費向上:エコドライブを心がけることで、燃料費を抑えられます。

レクサスCTはどんな人に向いているのか

レクサスCTは、特定の層に非常に魅力的な車です。ここでは、レクサスCTが特に向いている人々について説明します。

都市部での生活者に最適な理由

レクサスCTは、コンパクトなボディサイズと優れた燃費性能から、都市部での生活に非常に適しています。狭い道路や駐車場が多い都市環境では、CTの小回りの利く車体が重宝します。また、頻繁な渋滞や停止・発進の多い都市走行では、ハイブリッドシステムの恩恵を最大限に受けられます。

高級車を手頃に所有したい人向け

レクサスブランドの高級感と品質を、比較的手頃な価格で楽しみたい人にとって、CTは理想的な選択肢です。レクサスの他のモデルと比べると価格が抑えめですが、内装の質感や走行性能など、レクサスならではの魅力は十分に味わえます。

環境意識の高い人におすすめの理由

CTはハイブリッド車であり、優れた燃費性能と低排出ガスを実現しています。環境への配慮を大切にしつつ、高級車に乗りたいという人にとっては、CTは理想的な選択となるでしょう。

まとめ:レクサスCTは「貧乏人の車」なのか?

レクサスCTが「貧乏人の車」と呼ばれることがありますが、実際にはそうとは言い切れません。確かに、レクサスの中では比較的手頃な価格で入手できるモデルですが、それは「貧乏」というよりも「賢い選択」と言えるでしょう。

CTは、都市生活に適したコンパクトさと、レクサスならではの高級感、そして環境性能を兼ね備えた車です。これらの特徴を求める人々にとっては、非常に魅力的な選択肢となります。

また、中古車市場やローンの賢い活用、維持費を抑えるテクニックを使えば、必ずしも裕福でなくてもCTを所有することは可能です。

結論として、レクサスCTは「貧乏人の車」ではなく、むしろ賢明な消費者が選ぶ車と言えるでしょう。高級感と実用性、環境性能のバランスが取れた車を求める人々にとって、CTは理想的な選択肢となるのです。

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